33歳路線変更~パリ行き 2006年7月ダンナさんの修行のためパリに引越し。私はずっと興味のあったパティスリーの勉強を始めました。


by akiko03t

カテゴリ:Paris 修行stage( 8 )

修行を終えて

4月29日、パリでの修行最終日。
いつものようにクロワッサン生地、ブリオッシュ生地、クリームパティシエの牛乳3リットル分を始め、目一杯の生地やクリームの仕込み。
どこに何が置いてあるか、何の道具を使うのか、そしてもちろん作り方。
私がやらせてもらっていたことは、もう不自由なく作れる。
ただ、もう何度もも作っているクリームでも、作る度に気がつくことがある。
やっぱりどんどん、毎日作っていくことが必要なんだなぁ。
全くのタダ働き。
交通費も自己負担です。
私の勤めていたお店は、私がお店でケーキを買う時もきっちりと全額お金も払っていました。
それでも毎朝バスに揺られて、シェフとマダムに挨拶をして、服を着替えて、洗い場の洗物から片付けます。
そしてクロワッサン生地の仕込みに取り掛かる。
楽しかったー。(*^_^*)
今までの会社勤めの時とはまるで違う脳みそと身体を使って、何だろう、「生きてる!」って感じがするというか。

最終日、「Akiko、ちょっと買い物に出てくるからやっといてね」と言って私に仕事を残したまま上がってしまったシェフ。
仕事が一段落したのでお店の裏にいるマダムのところへ。
「シェフ、買い物に行っちゃったよー、お茶飲んでもいい?」とマダムと一緒にお茶を飲んでいたら、シェフが戻ってきました。
シェフ:ありがとう、Akiko。
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マダム:どう?気に入った??
二人が愛用しているという、シェフの師匠のレシピ本。
私がチョコレートにハマっているのでチョコレートと、マカロンの仕込が成長したからとマカロンバージョン。
嬉しいですね、私が興味のある本を選んでくれていたんです。
こんな私でも役に立っていたんだなぁ。
彼らともせっかく仲良くなってきていたのに、お別れ、残念です。
将来東京に家族で遊びに来てくれるといいな。

フランスに来てから彼らと働くことになって初めて、フランス人とだけ、フランス語だけの環境になりました。
今までは学校でも、ホテルでも、日本語か英語が使えたのです。
帰国直前になって“フランス語やんなきゃ~”、と切羽詰って、一番上達できた1ヵ月半。
フランス人とも一番接近した時期でした。
パティスリーのことだけでなく、パリでのフランス人の生活を教えてもらった、まさに“ウルルン滞在紀”。
子供が大の苦手な私に、初めて2歳半のお友達もできました。
二人の愛娘、キティちゃんが大好きなクレアティス、次に会えるときまで私のことを覚えていてくれているといいんだけど。
本当に最後にいい思い出ができました。

買い換えよう、買い換えようと思っていながら、結局最後までお世話になった、安全靴。
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全くの素人からパティシエのたまごになるまで、私のフットワークでした。

この続きは東京に持ち越されました。
パティシエという肩書きを持って仕事ができますように☆彡
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by akiko03t | 2008-05-26 22:06 | Paris 修行stage

私よりも年上

私がお手伝いに行っているパティスリーの作業場は、かなり年季が入ったものが多いです。
今経営しているシェフ夫婦は、前もパティスリーだったお店を作業場も道具も丸ごと買い受けたので、店舗はきれいに今風ですが、地下は日本で言う“昭和”、三丁目の夕日くらいかな。

シェフ夫婦は、恐らく私よりもお若いです。
30いってるか、いってないかかな。
二人とも気さくで、素人の日本人のねーさんをかわいがってくれています、っていうか、仲がよくてよくいちゃついています。
もっとフランス語ができたら、いろいろ突っ込んでやるのに、と悔しい思いをする毎日です。
そんな若夫婦と一緒に頑張っている、オーブンがこちら!
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彼は明らかに私よりも年上でしょう。
温度計がメーターですよ、撮影用のセットかと思いますよね。
バリバリ現役、パワフルに働いていますよー。
日本じゃお見かけしない年代もの。
すぐに新しいものに取り替えない、使えるまで使う、というフランス人の当たり前、東京ではあまり見かけなくなっている習慣ですね。
そこがいいような、でもメトロでコケが生えているのかと思うような鞄を持っている人にはさすがにそろそろ買い換えようよ、って言いたくなりますが。

明日もオーブン君と一緒に頑張るぞ。
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by akiko03t | 2008-04-11 06:22 | Paris 修行stage

願い届かず、全廃棄

先日お見せした、私の情けないシュー生地の絞り。
心の広いシェフは、私の絞ったエクレアを焼いてみたらしいのですが、膨らまず。。。
シュー生地を作るときは、その柔らかさ(玉子をもう少し加えるかどうか)をいつもシェフに確認していて、この間も生地の状態は確認したはず。
ということは、やはり私の絞りが原因なワケですかね??ですか??ですよね???
とにかく、ダメだってことで昨日シュー生地作り直し。
「俺が絞っとくからね」
決していやみではなく、やさしく一言。
私=苦笑

シュー生地はなぁ、うまく作れてるはずなんだよなぁ。
今日はシューケット用のシュー生地を作りました。
もちろん絞ったのはシェフ。
最後にオーブンから出すところだけ、私。
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いい具合に焼けてるんだよねー。
絞りの違いか??やっぱり??(しつこい?!)

そして、問題のチョコレートのエクレア生地。
冷凍してあった分、全部廃棄でした。
うぅうううう。・゚゚(ノД`)あ゙~ん
一回失敗したら、もう次はないのですかぁぁあああ???
パティシエの諸先輩方、皆さんこんなデビュー時代だったのですか???
いい大人ですが、凹み具合はハタチそこそこ。
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by akiko03t | 2008-04-10 06:38 | Paris 修行stage

エクレアの絞り

修行も3週間が経過しました。
レモンタルトのクリームを焦がしたり、チョコレートムースの仕上がりがいまいちだったり、いかに私が素人であるかということを目の当たりにする毎日。
レモンクリームはむきになってかき回していたら、「Akiko、そんなに力むことないよ、ほら」とシェフに言われ、シェフがかき混ぜた瞬間にきれいに出来上がったのが3回目。
そして4回目にはきれいに仕上げられるようになりました。
今日は5回目。
さすがに私もそろそろ心配いらないだろー、と思ったらゼラチンを入れるのを忘れてバカ丸出し!すぐに気づいたので事なきを得ましたが、いやはや、お恥ずかしいですのぉ。
そんな私を指導してくれるんですから、なんと出来た人なんでしょうか、若いのに、うちのシェフ。
これからの活躍を祈ってやまない毎日です。

そんな私に、シェフはまた新たなチャレンジをさせてくれました。
エクレアの絞り。
昨日までシュー生地を仕込むまでが私の仕事。その後の絞りはシェフがやっていました。
今日もそのつもりでいたら、「Akiko、やってみる?」
マージっすか?
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このザマです。。(pωq)。
シェフったら、本当に勇気のある人です。
右から1,2,4番目のラインはシェフです。言わなくてもお解かりかと思いますが。。。

なんとも恥ずかしいのですが、一応頑張っております、ということをお知らせしておこうかなと、お母さん。
そりゃぁ、どのラインも搾り始めは”精神統一!”。一呼吸置いてからスタートしてるんですが、ラインがねー、乱れるし、太くなったり細くなったり。
鉄板の横幅60センチというのが、とても長いレースなのですわ。
どうか、またやらせてもらえますように。祈
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by akiko03t | 2008-04-05 07:22 | Paris 修行stage

主婦は修行中なのです

3週間前の月曜日。
友達と3人で“まつだ”に日本食ランチに行った時には、「いやぁ、地獄見て体調壊してやっちまったね、こりゃ」って話で、
Akiko:帰国まであと2ヶ月、チョコレートを作って、日本にモニター出荷して、あとはパリを歩いたりして、ゆっくり過ごそうかな~。
友達:そうだよー、ゆっくりしなよ。駆け抜けてきたじゃん。
そう、珍しく私に安息の時間が訪れそうな予感。

なわけねーじゃん、て思ってましたか? 笑

火曜日
実はね、相当体を酷使していたようで、首とおでこ、頭皮にアトピーが発生して手持ちの保湿クリームでは手に負えないくらいになっていたんです。
これ以上ブサイクになっちゃ、帰国できん!と思って翌日皮膚科へ。
お医者さん:大丈夫ですよ。ご自身でお解かりのようにストレス性のものですから、誰かに移ることも跡が残ることもありません。
そして、処方してもらったクリームでみるみる赤みが消えていきました。
これは心配いらないようだぞ。

水曜日
友達が一週間、お手伝いをしていたパティスリーがありました。
「シェフも、マダムもとってもやさしいし、なにより、たくさん仕事をやらせてくれるよ。全部教えてもらえる。あっこちゃん、行ってみたら!」
でも、不安だったんですよね。もうフランス人に傷つけられるのはいやだよぉーって。また具合悪くなるのヤダーって。
もう一人の友達:でもさ、また新しいところにいって、掃除ばっかりやらされてもしょうがないじゃん。分かてるところのほうがいいよ。
この二人に背中を押してもらい、そのパティスリーに行ってみました。

Akiko:こんにちは。あのー、彼女の友達なんですけれど、スタージュを探していまして。スタージュ、取っていませんか?
マダム:シェフ、スタージュとる?(地下の作業場に向かって叫ぶ)
シェフ:(裏の階段を駆け上がってきた様子。どうやら首を振っているらしい。)
やっぱり、だめかぁ。。。(>_<)
マダム:彼女の友達なんですって。
シェフ:(姿を現す)あー、話は聞いてるよ。OK.いつから?
Akiko:明日でもいいですか?
シェフ:それじゃ、明日ね。

という風に、まるで空振りだったスタージュ探しがたったの30秒で決まってしまったわけです。
やっぱりこの国は、知り合いの伝手というのが最有力なんですね。
私にチャンスと勇気を与えてくれた、さいこさん、はなちゃんに感謝です。

その夜、月曜日にランチしたゆいちゃんに電話で報告すると、
「えー、おとといはゆっくりするって言ってたのに??!!もう見つかったの??」
でも、東京のまきちんにメールすると、
「もうさすがに驚かなくなりました( ̄∀ ̄)」という返事。
そんな、つれないわぁ。笑

なんだかんだとありますが、こんな感じで残り1ヵ月半を疾走中@Paris=相変わらず。
今日はこれから、みほちゃんとラデュレ♪
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by akiko03t | 2008-03-31 18:21 | Paris 修行stage

(/_;)

ご心配をお掛けしております。
ブログを見て電話くれたり、メールくれたり、応援メッセージくれた方々、本当に本当にどうもありがとうございます。
早く突破口を見つけたいところなのですが、心と体、まだまだ這い上がれません。
来月には30半ばになるというのに、情けない、涙が止まりません。

日本食を扱っているお店に行って、冷凍納豆を買ってきました。
大豆パワーで粘り強くいくぞー、なんて思ったんですけれど、かき混ぜるの足りなかったかな。。。
メール、メッセージのお返事、もう少し待ってください。
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by akiko03t | 2008-02-08 05:33 | Paris 修行stage
今日からスタージュが始まりました。
といっても初日は、オリエンテーション。
どんな一日になるのか分からなかったから、行くまでは緊張して仕方がありませんでした。

新しい会社に入ると、新入社員用のオリエンテーションがありますよね。
丸一日、会社の歴史とか組織とか方針とか。
そして社内案内ツアー。
いわゆるそれだったんですよね。
問題は9時から17時半まで、ずーーーーーーーっとフランス語。
まま、フランスでフランスのホテルですから、当然なんですけど、おまけに先週までどっぷり日本。
最初に自己紹介なーんて始まったときには、「ヤバイ状況。。。」って頭を抱えてつぶやきました。日本語で。
つっても仕方が無いので、何とかこなしました。
午前中はオフィスをぜーんぶ回ってくれて、午後は一泊6000ユーロ(100万円弱)と1050ユーロ(17万円弱)のお部屋、3ヶ月先まで予約が取れないレストランなども案内してもらいました。
本当かウソか分からないけれど(=先ずは疑うクセがついてしまっている。。)、働いている人はみんな充実しているようでした。
歴史ある高級ホテルでプライドを持ってサービスしている、という肩書きの威力ってフランス人にすごく効き目があるのかも。
こんなこと言っては意地悪だけど、実はこんなに生き生き働いている人たちを見るのはフランスに来てから正直初めてでした。
メトロ(地下鉄)に乗れば、毎日の通勤にほとほと嫌気が差しているという口角の下がった、むっすりしている顔の人ばかり。
どうしてそこまでしてパリに住まなくちゃいけないの?って聞きたくなるくらい。
でも、今日ホテルで会った人たちはそうじゃなかったんです。
だから、あれ?って。
いいスタージュ先を選んだのかな??って。
まま、まだ初日ですしね。
明日から今日私が見た従業員の顔が本物だったのかどうか、検証してみたいと思います。
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by akiko03t | 2008-01-22 06:30 | Paris 修行stage

緊張 最初の一歩

今日は今月から始まる研修先に、書類のサインをもらいに行きました。
人事のディレクターに電話でアポを取ったのは先月。
11時に来る様にと言われた場所が、電話でイマイチ聞き取れなかった。
研修先はホテルですが、どうやらオフィスが別にあるようでそこの3階へ上がってくるように言われたんだけど、果たして事務所は見つかるのか。
年末年始、ずーっとそれが気になっていましたが。。。

出かける前、指先がちーんと冷たくなる。
お腹痛い。
うぅううう、緊張です。
「大丈夫デスカ??」夜勤明けでちょうど帰ってきたダンナさんが顔を覗き込む。
「ダメでしょ、緊張してお腹が痛いしーーーー。私は大丈夫なんでしょうか?」(llllll゚Д゚)ヒィィィィ

結局オフィスは分からない。
一応シックな地区ですしうろつくのも怪しいので、ホテルに入ってドアマンの青年に助けを求める。
緊張200%の年増の日本人、にフレッシュな笑顔で快く案内してくれた。
若いって眩しいヽ(≧Д≦;)ノ。
無事にオフィスに着いたものの、案の定待たされる。
人事のオフィスのほぼ真ん中のイスに日本人座らされる、このアウェイ感どのくらい我慢すればいいのやら。
年始の挨拶電話が掛かってきて、女の子が出て上司らしい男性につなごうとするが、「僕は特に話すことないしー」と言われていたり、若い子同士であーだーこーだ言いながらファイリングしてたり、他の部署から「確認してよ~」ってフランスにもこういう人いるんだな、って感じのなれなれしいおじさん「え?そうでしたっけ??」あっさり対応女の子、「お昼なに食べるぅ?」って会話。
な、な、懐かしい。。。・゚(゚⊃ω⊂゚)゚・。
私もOLでした。

遠い目をしていた私を風格のある女性が呼んでくれた。
さすが、人事ディレクターです。
ちょっと怖いような、でも親切に対応してくれました。
一言一言聞き逃さないように、瞳孔開いて目でもフランス語をキャッチして。
やはり名高いホテルはきちっとしています。
ややスノッブな感じ、私のいた業界とも似ていて親近感がわくような。
「フランス語もおできになるようですし、一日研修をします。我がホテルのことも少しお勉強されるといいでしょう。」
それはありがたいのですが、フランス語はおできほどではないのでございます。。。。
しまった、フランス語の勉強しておかないといかん。

この後ホテル地下厨房を通って、パティスリーのシェフのところまで一緒に行き紹介してもらいました。
随分若いんだな。
帰ってからネットで調べてみたら、私より若いのか???!!!
挨拶をしたほかの従業員たちも皆フレッシュでした。
日本人のおばさんが入ってくるのか、的なことになっている、、(´Д`#)。。。
気にしても仕方ないけど、やっぱり気になる年齢です。
しょうがないのよね、私の場合はこの今の知識をつけるのにこれだけ時間がかかったわけなのですから。
気合入れて乗り切ってこ!!

ホテルで働くって、もう一つの夢だったのか!
緊張しすぎて帰りのメトロでボーっとしていたときに、不意に思いました。
かれこれ13年前、オーストラリアにワーホリに出ていたころホテルの免税店でオパールを売っていました。(バイトでね)
帰ったらホテルで働きたいな、っていくつか履歴書出して面接行ったっけかな。
残念ながらチャンスはありませんでしたが、いつもホテルは働きたい場所の一つでした。
ホテルで食事したりするのも、とっても特別な感じがして好きです。
あれ?もしかしてこれは、また引き寄せてしまったのか?
どんな試練が待っているのか、自己責任で乗り切らねばなりませぬぞ。
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by akiko03t | 2008-01-03 23:40 | Paris 修行stage